朝立ちが減ったのは男性不妊と関係する?妊活男性が確認したいこと

「最近、朝立ちが減ってきた」

「以前より朝立ちの硬さが弱くなった気がする」

「妊活を始めてから、自分の男性機能も気になるようになった」

男性妊活をしていると、精液検査の数値だけでなく、こうした身体の変化が気になる方もいるのではないでしょうか。

最初に大切なことをお伝えすると、

朝立ちが減ったからといって、男性不妊と判断することはできません。

朝立ちの有無だけで、精子の数や運動率、受精能力などを判断することもできません。

一方で、朝立ちには、

睡眠
男性ホルモン
血管
神経
ストレス
生活習慣

など、男性の身体全体の状態に関係するさまざまな要素が関わっています。

そして、これらの中には男性の生殖機能を考えるうえでも重要なものがあります。

そのため、

「朝立ちが減った=男性不妊」ではなく、「最近、身体に何か変化が起きていないか?」を確認する一つのきっかけ

として考えることが大切です。

今回は、朝立ちと男性不妊の関係、そして妊活中の男性が確認しておきたいポイントについて解説します。

朝立ちはなぜ起こる?

一般的に「朝立ち」と呼ばれているものは、睡眠中に起こる勃起が起床時まで続いている状態です。

男性は睡眠中、とくにレム睡眠などに関連して勃起が起こることがあります。

そのため朝立ちは、

性的な刺激を受けたから起こる

というものだけではなく、睡眠中にみられる生理的な反応の一つです。

起床するタイミングによっては、睡眠中に勃起していても朝立ちとして自覚しないこともあります。

したがって、

「今日は朝立ちがなかった」

という1回の変化だけで身体の状態を判断する必要はありません。

朝立ちが減ると精子も悪くなる?

ここは男性妊活をしている方に、特に知っていただきたいポイントです。

朝立ちが減ったからといって、精子の数や運動率が低下しているとは限りません。

反対に、

朝立ちが毎日あるから精子の状態も良好

とも言えません。

朝立ちと精液所見は別のものだからです。

男性の妊孕性を確認するためには、必要に応じて医療機関で、

精液量
精子濃度
総精子数
運動率
正常形態率

などを確認します。

朝立ちだけで男性不妊かどうかを判断することはできません。

では、なぜ男性妊活で朝立ちに注目するのか?

理由は、朝立ちそのものが精子の状態を表しているからではありません。

注目したいのは、

「以前と比べて身体に変化が起きている」

という点です。

例えば、

以前は朝立ちがあったのに最近ほとんどなくなった。

同じ時期から睡眠時間も短くなった。

仕事が忙しくなり運動しなくなった。

体重が増えた。

疲れが抜けなくなった。

性欲も低下してきた。

こうした変化が重なっているのであれば、朝立ちだけを見るのではなく、男性妊活を含めた身体全体の状態を見直すきっかけになります。

男性妊活で確認したい① 睡眠

男性妊活でまず確認したいのが睡眠です。

例えば、

睡眠時間が短い
夜更かしが多い
夜中に何度も目が覚める
朝起きても疲れている
睡眠時間が毎日バラバラ

といった状態が続いていないでしょうか。

睡眠は身体の回復だけでなく、ホルモン環境や代謝などとも関係します。

朝立ちも睡眠中に起こる勃起の一部なので、

「最近朝立ちが減った」

という場合には、

「最近きちんと眠れているだろうか?」

という視点も持ってみてください。

男性妊活で確認したい② いびき・睡眠時無呼吸

特に注意したいのが、

大きないびき
睡眠中に呼吸が止まっていると言われる
日中に強い眠気がある
朝起きたときに頭が重い
十分寝ても疲れが取れない

といった症状です。

こうした場合には、睡眠時無呼吸症候群などが隠れている可能性があります。

睡眠時無呼吸が疑われる場合には、自己判断せず医療機関へ相談してください。

「妊活だから精子だけを見る」のではなく、睡眠そのものに問題がないか確認することも重要です。

男性妊活で確認したい③ 男性ホルモン

男性ホルモンの一つであるテストステロンは、性欲や性機能などに関係しています。

テストステロンの状態には、

年齢
睡眠
肥満
体調
慢性的な病気

など、さまざまな要素が関係します。

ただし、

朝立ちが減った=テストステロンが低い

と判断することはできません。

また、男性不妊ではホルモンについて注意したい点があります。

妊活中の男性が自己判断でテストステロン製剤などを使用すると、精子をつくる働きが抑えられる場合があります。

男性妊活中にホルモンの状態が気になる場合には、自己判断でホルモン剤などを使用せず、泌尿器科・生殖医療を扱う医療機関へ相談してください。

男性妊活で確認したい④ 体重

ここ数年で体重が大きく増えていないでしょうか。

肥満は、

ホルモン環境
代謝
生活習慣病
睡眠時無呼吸

などとも関係します。

男性妊活では、

「何のサプリを飲めばいいか?」

に目が向きやすいのですが、その前に現在の体重や食生活など、身体全体を確認することも大切です。

男性妊活で確認したい⑤ 運動不足・座りっぱなし

デスクワーク中心で、

朝から晩まで座っている
ほとんど歩かない
以前していた運動をやめた
休日も座って過ごすことが多い

という男性も少なくありません。

身体活動の不足は、体重管理や代謝、血管の健康など身体全体のコンディションにも関係します。

そのため男性妊活では、

「運動しているか?」

だけではなく、

「一日に何時間くらい座っているか?」

についても確認してみるとよいでしょう。

長時間のデスクワークが続く場合には、定期的に立つ、歩くなど、座り続ける時間を減らすことから始める方法もあります。

男性妊活で確認したい⑥ ストレス

男性妊活そのものがストレスになることもあります。

「次の精液検査で数値が悪かったらどうしよう」

「また採卵がうまくいかなかったらどうしよう」

「自分が原因なのではないか」

「排卵日に合わせないといけない」

このようなプレッシャーを感じている男性もいます。

さらに仕事のストレスや睡眠不足などが重なることもあります。

ストレスがあるから男性不妊になる、と単純に考えることはできません。

しかし、強いストレスが続いているのであれば、

睡眠・食事・運動・性生活などを含めて生活全体を確認すること

が大切です。

男性妊活で確認したい⑦ 性交時の勃起

朝立ちだけではなく、

性交時にも勃起しにくくなった
以前より硬さが弱い
途中で萎えることが増えた
性欲そのものが大きく低下した

という変化がある場合には、EDなど別の問題についても確認が必要になることがあります。

妊活では性交のタイミングが決められることで、プレッシャーを感じる男性もいます。

一方で、血管・神経・ホルモン・生活習慣病など身体的な要因が関係している場合もあります。

状態が続いている場合には泌尿器科などへ相談してください。

朝立ちより「精液検査」を確認することが大切

男性妊活では、

朝立ちがあるかどうか

だけで一喜一憂する必要はありません。

男性側の状態を確認するうえでは、精液検査が重要です。

そして精液検査についても、

1回の結果だけですべてが決まるわけではありません。

精液所見には変動があります。

必要に応じて医師と相談しながら検査を行い、結果を確認していくことが大切です。

精液検査で確認する主な項目

精液検査では主に、

精液量
精子濃度
総精子数
運動率
正常形態率

などを確認します。

そして数値に問題がある場合には、

「亜鉛を飲もう」

「サプリを増やそう」

とすぐに自己判断するのではなく、

なぜその状態になっているのかを医療機関で確認すること

も重要です。

男性不妊の背景には、

精索静脈瘤
ホルモンに関係する問題
精巣機能に関係する問題
閉塞に関係する問題
遺伝学的な要因

などが隠れている場合もあります。

「サプリを飲めば大丈夫」と考えない

男性妊活を始めると、

亜鉛。

CoQ10。

ビタミンD。

葉酸。

カルニチン。

さまざまな栄養素やサプリメントの情報を目にするようになります。

栄養は身体をつくる材料として重要です。

しかし、

「これさえ飲めば精子が良くなる」

という一つの方法だけで男性妊活を考えるのはおすすめできません。

ますぎ鍼灸院では、男性妊活の身体づくりを考える際、

①必要な栄養を考える
②摂った栄養を活かせる身体を考える
③生殖機能を含めた身体全体を確認する

というように、一つの視点だけに偏らないことを大切にしています。

ますぎ鍼灸院では「朝立ちだけ」で判断しません

ますぎ鍼灸院では、

「朝立ちが減ったから、この施術をすればよい」

という考え方はしていません。

男性妊活について相談を受けた場合には、

精液検査の結果
病院での検査内容
次回の採精予定
体外受精など今後の予定
食事
睡眠
運動
仕事
ストレス
デスクワーク時間
身体の状態

などを確認します。

そのうえで、その方に必要な身体づくりを考えていきます。

① 食事・生活習慣を確認する

まず、身体をつくる材料となる食事について確認します。

何を食べているか。

食事の時間はどうか。

お酒はどのくらい飲むか。

体重は変化していないか。

必要に応じて、分子栄養学などの考え方も参考にしながら、食事や栄養について一緒に考えます。

ただし、サプリメントだけに頼るのではなく、

睡眠・運動・飲酒・喫煙・体重管理なども含めた生活習慣全体

を見ることを大切にしています。

② 栄養を活かせる身体づくりを考える

栄養は、口に入れれば終わりではありません。

食べたものは消化・吸収され、身体の中で利用されます。

ますぎ鍼灸院では、栄養だけを見るのではなく、身体全体のコンディションも確認します。

身体の状態に応じて、

骨盤
股関節
背骨
腸腰筋
内転筋
下半身

などを確認し、整体やセルフケアを組み合わせます。

「骨盤を整えれば精子が良くなる」という意味ではありません。

あくまでも、男性妊活に取り組むための身体全体のコンディショニングとして行います。

③ 高麗手指鍼を取り入れることもあります

身体の状態に応じて、高麗手指鍼を取り入れることがあります。

高麗手指鍼は、

手に身体の各部位が対応しているという考え方をもとに、手にある精巣のツボへ刺激を行います。

また、身体の状態に応じて、内臓などに対応するとされる手のポイントも確認します。

これは現代医学における精巣疾患を治療するという意味ではありません。

医療機関で行う検査・診断・治療と、鍼灸・整体による身体づくりは分けて考えることが大切です。

次の採精まで、あと何ヶ月ありますか?

男性妊活では、

「今の精液検査の数値」

だけを見るのではなく、

「次の採精・精液検査・体外受精まで、どのくらい時間があるか」

という視点も大切です。

精子がつくられ成熟していくまでには一定の時間がかかります。

そのため、

次の採精まで何ヶ月あるのか

を確認し、そこから逆算して生活習慣や身体づくりに取り組んでいきます。

もちろん、3ヶ月なければ何もできないという意味ではありません。

1ヶ月でも、数週間でも、今から見直せることはあります。

こんな場合は一度医療機関へ相談を

朝立ちの変化だけで男性不妊と判断する必要はありません。

ただし、

1年以上妊娠に至っていない
精液検査で異常を指摘された
精巣に痛み・腫れ・違和感がある
精巣の左右差や血管のふくらみが気になる
性欲が大きく低下した
性交時にも勃起しにくくなった
強い疲労感が続いている

といった場合には、泌尿器科や男性不妊を扱う医療機関へ相談してみてください。

妊活は女性だけが検査を受けるものではありません。

男性側も必要な検査を受けることが大切です。

よくある質問|朝立ちと男性不妊

Q. 朝立ちがなくなったら男性不妊ですか?

朝立ちがないことだけで男性不妊と判断することはできません。

男性の妊孕性を確認するには、精液検査など必要な検査を行います。

Q. 朝立ちがあれば精子は正常ですか?

朝立ちがあるからといって、精子の数・運動率・形態などが正常とは限りません。

朝立ちと精液検査は分けて考える必要があります。

Q. 精液検査が悪いのですが、朝立ちは毎日あります。

そのようなケースもあります。

朝立ちがあることと精液所見が良好であることは同じではありません。

精液検査で異常を指摘されている場合には、医師と相談しながら必要な検査を受けてください。

Q. 朝立ちが減り、性欲も低下しています。

睡眠・ストレス・体調・男性ホルモンなど、さまざまな要素が関係する可能性があります。

変化が続いている場合には、泌尿器科などへの相談をおすすめします。

Q. 妊活中ですがテストステロンを増やしたほうがいいですか?

自己判断でテストステロン製剤などを使用することはおすすめできません。

外からテストステロンを補充することで精子をつくる働きが抑えられる場合があるため、妊活中であることを医師に伝えたうえで相談してください。

まとめ|朝立ちだけではなく「身体全体」を確認する

朝立ちは睡眠中に起こる生理的な勃起の一つです。

そのため、

朝立ちが減った=男性不妊

ではありません。

また、

朝立ちがある=精子に問題がない

とも限りません。

男性妊活で大切なのは、朝立ちだけを見ることではなく、

精液検査
睡眠
体重
運動
ストレス
男性ホルモン
持病
生活習慣

などを含めて身体全体を見ることです。

特に、

「以前と比べて朝立ちが明らかに減った」

という変化があるのであれば、

最近、睡眠や体調、生活習慣に変化はなかったか?

を振り返るきっかけにしてみてください。

そして、精液検査で異常を指摘されている場合や妊娠に至らない状態が続いている場合には、まず男性不妊を扱う医療機関で必要な検査を受けることが重要です。

そのうえで、食事・生活習慣・身体のコンディションについても見直していきましょう。

神楽坂で男性不妊に悩む方の身体づくりをサポート|ますぎ鍼灸院

ますぎ鍼灸院では、

精液検査の数値だけを見るのではなく、その男性の身体全体を見ること

を大切にしています。

食事や栄養だけ。

サプリメントだけ。

鍼だけ。

整体だけ。

一つの方法だけに偏るのではなく、

①食事・栄養・生活習慣
②鍼灸・整体による身体づくり
③高麗手指鍼を取り入れたアプローチ

という視点から、その方の状態や病院での予定に合わせてサポートします。

目指しているのは、

「卒業後は自分で整えられる身体へ」

という状態です。

次の精液検査や採精、体外受精などの予定が決まっている方は、その日程も確認しながら身体づくりを考えていきます。

ますぎ鍼灸院|アクセス

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