「EDと腰や背骨には関係がありますか?」
「腰痛があるのですが、男性機能にも影響するのでしょうか?」
「背骨を整えるとEDにもいいのでしょうか?」
ED(勃起不全)というと、「血流」や「男性ホルモン」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、勃起には脳から身体へ情報を伝える神経も重要な役割を持っています。
そして脳と身体をつなぐ神経の重要な通り道の一つが脊髄です。
ただし、最初に知っておきたいのは、
「背骨が歪んでいるからEDになる」
「背骨を調整すればEDが改善する」
と単純に考えることはできないということです。
EDには血管、神経、ホルモン、心理状態、持病、薬剤、生活習慣など、さまざまな要素が関係します。
今回は、EDと神経の関係、背骨や脊髄はどのように関わるのか、ますぎ整体院ではなぜ背骨周辺も確認するのかについて解説します。
勃起は陰茎だけで起こっているわけではない
勃起には、脳・神経・血管などが連携して関わっています。
性的な刺激を受けると、その情報が脳で処理されます。
そこから神経を介して身体へ情報が伝わり、陰茎の血管が反応します。
すると海綿体へ血液が流れ込み、勃起が起こります。
簡単にすると、
性的刺激
↓
脳
↓
脊髄を含む神経系
↓
骨盤周辺の神経
↓
陰茎の血管が反応
↓
海綿体へ血液が流れ込む
↓
勃起
というように考えることができます。
つまり、
血流があれば勃起する
という単純な仕組みではありません。
血管を反応させるための神経からの情報も重要です。
EDには「神経」が関係することがある
EDの原因は一つではありません。
大きく考えると、
血管に関係するもの
神経に関係するもの
ホルモンに関係するもの
心理状態に関係するもの
薬剤や生活習慣に関係するもの
などがあります。
神経系の病気や障害などによって性機能に影響が出ることもあります。
例えば、
脊髄に関係する病気や損傷
糖尿病に伴う神経障害
骨盤内の手術による神経への影響
一部の神経疾患
などです。
そのためEDが続いている場合、
「年齢だから仕方ない」
と決めつけず、医療機関で原因を確認することが大切です。
背骨と脊髄は同じもの?
ここも分けて考えておきましょう。
背骨は、
頸椎
胸椎
腰椎
仙骨
などから構成される骨格です。
その中を通っている重要な神経組織が脊髄です。
脳から送られた情報は脊髄などを通り、末梢の神経へ伝わっていきます。
つまり、
背骨そのものが勃起を起こしているわけではありません。
重要なのは、その周辺を通る神経系です。
勃起と自律神経
勃起を考えるうえで重要なのが自律神経です。
自律神経には、
交感神経
副交感神経
があります。
勃起の成立には副交感神経系を含む神経の働きが重要です。
一方、射精などでは交感神経系も関係します。
つまり男性の性機能は、
「副交感神経だけを高めればいい」
というものではありません。
身体の状況に応じて複数の神経系が働いています。
背骨が歪むと神経が圧迫されてEDになる?
整体の情報では、
「背骨が歪む
↓
神経が圧迫される
↓
男性機能が低下する
↓
EDになる」
という説明を見かけることがあります。
しかし、この流れをすべてのEDに当てはめることはできません。
背骨の形や姿勢だけを見て、
「この歪みがEDの原因です」
と判断することもできません。
神経に関係するEDが疑われる場合には、必要に応じて医学的な検査が必要です。
ますぎ整体院でも、
「背骨を矯正して神経の圧迫を取ればEDが改善する」
という説明はしていません。
腰痛があるとEDになる?
腰痛があるからEDになる、と単純に考えることもできません。
腰痛は非常に多くの原因によって起こります。
筋肉や関節などが関係する場合もあれば、神経に関係する場合もあります。
また、
痛みが続いている
睡眠が十分取れない
運動量が減っている
ストレスが強い
身体を動かすことが怖い
といった状態が重なることもあります。
そのため、
「腰痛=EDの原因」
ではなく、その方の身体や生活全体を見る必要があります。
腰のヘルニアとEDは関係する?
「腰椎椎間板ヘルニアがあるとEDになるのでしょうか?」
という疑問を持つ方もいるかもしれません。
腰椎椎間板ヘルニアがあるからといって、必ずEDになるわけではありません。
しかし、神経に強い障害が起きている場合には、性機能だけではなく排尿・排便などに影響するケースがあります。
特に注意したいのが、
会陰部の感覚低下
排尿しにくい、尿が出ない
尿や便を漏らす
両脚の強いしびれや脱力
急激に症状が悪化した
といった状態です。
このような症状がある場合には、整体で様子を見るのではなく、速やかに医療機関を受診してください。
仙骨周辺と勃起の神経
骨盤の後ろ側にあるのが仙骨です。
勃起に関係する副交感神経系には、仙髄領域から出る神経が関わっています。
そのため、解剖学的に見ても、
脳だけではなく、脊髄・骨盤周辺の神経系も性機能に関係している
ことが分かります。
ただし、
「仙骨を調整すれば副交感神経が働いてEDが改善する」
という意味ではありません。
神経の解剖学的な経路と、整体によるEDへの効果は分けて考える必要があります。
陰部神経との違いは?
前回の記事で解説した陰部神経も、骨盤周辺を走る神経の一つです。
陰部神経は、
会陰部や外性器周辺の感覚
骨盤底筋の一部の運動
などに関係します。
一方、勃起時の血管反応には自律神経系が重要です。
つまり、
陰部神経だけ
自律神経だけ
背骨だけ
で男性の性機能を説明することはできません。
複数の神経系が関係しています。
長時間のデスクワークと背骨
40代・50代の男性では、一日中パソコンの前に座っている方も多いと思います。
長時間座っていると、
背中が丸くなる
腰が重くなる
肩や背中に力が入る
股関節周辺が硬く感じる
といった身体の変化を感じることがあります。
また、デスクワーク中心の生活では身体活動量そのものが少なくなる場合があります。
だからといって、
「猫背だからEDになる」
「座っているから神経が圧迫されてEDになる」
という意味ではありません。
大切なのは、姿勢だけを見るのではなく、
一日の身体活動量
運動習慣
睡眠
仕事のストレス
身体の緊張
なども含めて確認することです。
「正しい姿勢」にこだわりすぎなくていい
姿勢を気にするあまり、
「胸を張らなければ」
「背筋をずっと伸ばさなければ」
と身体に力を入れ続けている方もいます。
しかし、一日中同じ姿勢を固定する必要はありません。
大切なのは、
同じ姿勢を長時間続けないこと。
仕事中でも定期的に立つ。
少し歩く。
身体を伸ばす。
階段を使う。
こうした小さな動きを増やすことも身体づくりの一つです。
EDが続く場合は病院で原因を確認する
EDの背景には、
高血圧
糖尿病
脂質異常症
血管に関係する問題
神経に関係する問題
ホルモンに関係する問題
などが隠れている場合があります。
そのため、
「腰が硬いからだろう」
「背骨が歪んでいるからだろう」
と自己判断することはおすすめしません。
EDが続いている場合には、泌尿器科などへ相談し、必要な医学的確認を行いましょう。
病院では原因を確認し、必要な治療を検討する。
そのうえで、
運動不足
身体の硬さ
姿勢
睡眠
ストレス
生活習慣
なども見直していく。
このように役割を分けて考えることが大切です。
ますぎ整体院では、なぜ背骨を見るの?
ますぎ整体院では、
「EDだから背骨を矯正する」
という考え方ではありません。
EDで来院された方でも、
背骨
骨盤
股関節
腸腰筋
内転筋
骨盤底筋
脚など下半身
を含め、身体全体の状態を確認します。
さらに、
仕事
デスクワーク時間
運動習慣
睡眠
ストレス
生活習慣
などについても確認します。
そのうえで、その方の身体に必要なアプローチを選びます。
① 背骨周辺へのアプローチ
背中や腰の動き、周辺の筋肉の緊張などを確認します。
必要に応じて背骨周辺への施術を行います。
目的は、
「背骨を矯正してEDを改善する」
ことではありません。
身体全体の動きや緊張を確認しながら、コンディショニングの一つとして行います。
② 骨盤周辺へのアプローチ
背骨と骨盤は身体の中でつながっています。
そのため、必要に応じて骨盤周辺の動きや筋肉についても確認します。
骨盤の形を一定の位置へ戻すことを目的とするのではなく、身体全体の状態を見ながら施術します。
③ 腸腰筋・内転筋へのアプローチ
長時間座っている方では、股関節周辺に硬さを感じる場合があります。
身体の状態に応じて、
腸腰筋
内転筋
などへの施術を行います。
④ 骨盤底筋トレーニング
男性の骨盤底筋には、性機能に関係する筋肉も含まれています。
そのため必要な方には、身体の状態に合わせて骨盤底筋トレーニングをお伝えします。
全員に同じ回数・同じ方法を行うわけではありません。
⑤ 陰部神経周辺へのアプローチ
骨盤周辺の身体の状態を見る一つの視点として、陰部神経が走行する周辺についても確認します。
ただし、
「陰部神経を活性化すればEDが改善する」
と効果を断定するものではありません。
神経障害そのものを整体で治療するという意味でもありません。
⑥ 東洋医学の考え方を取り入れた施術
ますぎ整体院では、身体の状態に応じて東洋医学の考え方も取り入れています。
手の生殖器に対応するとされるツボへの刺激
腎虚に対する補法
経絡の調整
奇経を用いた施術
耳ツボ
などを組み合わせることがあります。
ここでいう「腎」は、現代医学でいう腎臓そのものではなく、東洋医学独自の考え方です。
背骨だけではなく「身体全体」を見る
EDについて情報を探していると、
「血流を良くすればいい」
「骨盤底筋を鍛えればいい」
「神経を活性化すればいい」
「背骨を整えればいい」
といった、一つの答えを求めたくなるかもしれません。
しかし、男性の性機能にはさまざまな要素が関係しています。
ますぎ整体院では、
血流
神経
自律神経
骨盤
筋肉
姿勢
心理状態
生活習慣
などから身体全体を見ることを大切にしています。
そして、
現在の身体を確認する
↓
生活習慣を確認する
↓
必要な施術を選ぶ
↓
必要なセルフケアを選ぶ
↓
自分でも身体を管理できるようにする
という流れで身体づくりを考えます。
よくある質問|EDと背骨・神経
Q. 背骨が歪むとEDになりますか?
背骨の歪みだけが原因でEDになると断定することはできません。
EDには血管、神経、ホルモン、心理状態など、さまざまな要因が関係します。
Q. 背骨を調整すればEDは改善しますか?
背骨への施術によってEDが改善すると断定することはできません。
当院では身体全体の動きや筋肉の状態などを確認し、コンディショニングの一つとして必要に応じて背骨周辺へ施術を行います。
Q. 腰痛とEDには関係がありますか?
腰痛があるからEDになるとは限りません。
ただし、神経系の問題などが関係しているケースもあるため、EDに加えてしびれや感覚低下、排尿・排便の変化などがある場合には医療機関へ相談してください。
Q. ヘルニアがあるとEDになりますか?
椎間板ヘルニアがある方すべてにEDが起こるわけではありません。
ただし、神経への強い障害がある場合には性機能や排尿・排便などへ影響することがあります。
気になる症状がある場合には医療機関で確認してください。
Q. EDで整体や鍼灸を受けてもいいですか?
EDが続いている場合には、まず泌尿器科などで必要な医学的確認を行うことをおすすめします。
そのうえで、身体の硬さ、運動不足、姿勢、睡眠、ストレス、生活習慣なども見直したい場合に、身体のコンディショニングという考え方で整体や鍼灸を取り入れる選択肢があります。
まとめ|EDでは背骨だけでなく「脳・神経・血管」を考える
勃起には、
脳
脊髄を含む神経系
自律神経
骨盤周辺の神経
血管
血流
など、複数の仕組みが関係しています。
そのため、
「背骨が歪んだからEDになった」
「背骨を調整すればEDが改善する」
と単純に考えることはできません。
一方、EDで身体の状態を確認するときには、骨盤だけでなく背骨、股関節、骨盤底筋、腸腰筋、内転筋などを含めて身体全体を見るという考え方があります。
まず医療機関で必要な確認を行う。
そのうえで、
運動・姿勢・身体の硬さ・睡眠・ストレス・生活習慣
など、自分で見直せる部分について考えていく。
ますぎ整体院では、この両方を大切にしています。
神楽坂でEDに悩む男性の身体づくりをサポート|ますぎ整体院
ますぎ整体院では、EDを一つの神経や筋肉だけで考えません。
血流・神経・自律神経・骨盤・背骨・筋肉・姿勢・生活習慣
などを確認し、その方の身体に合わせて、
背骨・骨盤への施術
陰部神経周辺へのアプローチ
腸腰筋・内転筋へのアプローチ
骨盤底筋トレーニング
下半身への施術
手の生殖器に対応するとされるツボへの刺激
経絡・奇経を用いた施術
耳ツボ
などを組み合わせます。
目指しているのは、施術を受け続けなければならない身体ではありません。
自分の身体の状態を理解し、自分に必要なセルフケアを身につけ、自分でも良いコンディションを維持できる身体へ。
そのための身体づくりをサポートしています。
ますぎ整体院|アクセス
神楽坂駅 2番出口(矢来口)徒歩1分
〒162-0805
東京都新宿区矢来町124-3 ブリス神楽坂205
TEL:03-6262-6835
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