妊活に必要な栄養素④:脂質の選び方で妊娠力をアップ
妊活において、脂質はとても大切な栄養素です。
特に、卵子や精子の質を高めるためには、良質な脂質を選ぶことが重要です。
今回は、妊娠力をサポートするために摂るべき油と避けるべき油についてお伝えします。
良質な脂質を摂るために
まず、オメガ3脂肪酸が豊富な油を積極的に摂取しましょう。
オメガ3脂肪酸は、卵子や精子の質を向上させ、体内の炎症を抑える働きがあります。おすすめの脂質は以下の通りです。
オメガ3系の油:魚、シソ油、アマニ油、エゴマ油(ゴマ油とは異なり、シソ科に属します)など。これらには、α-リノレン酸が多く含まれています。
動物性の脂質:肉の脂身、ラード、バター、生クリーム。
中鎖脂肪酸系の油:MCTオイルやココナッツオイルなど、エネルギー効率が高く体に優しい脂質です。
特にアマニ油には、女性ホルモンに似た働きを持つ「リグナン」という成分が含まれており、ホルモンバランスのサポートが期待できます。
オメガ3系の脂質は、毎日大さじ2杯を目安に摂ると良いでしょう。
避けるべき脂質
一方で、妊活において避けたいのは、オメガ6系の油です。
オメガ6系の油は、子宮や卵子を固くし、炎症を引き起こしやすくなります。
多くの家庭で使用されているサラダ油や、以下の植物油には注意が必要です。
オメガ6系の脂質:サフラワー油(べに花油)、サンフラワー油(ひまわり油)、ゴマ油、大豆油、コーン油、ナタネ油、グレイプシードオイルなど。
これらの油は、妊活にはあまり適していないため、できるだけ摂取を控えるようにしましょう。
料理に使う油のポイント
炒め物などの調理には、オメガ9系のオリーブオイルがおすすめです。
オリーブオイルは加熱に強く、妊活に適した健康的な脂質です。また、米油も加熱調理に適しています。
一方で、オメガ3系の油は加熱に弱いため、サラダなどにかける形で食事に取り入れるのが理想的です。
常温保存でも参加してしまうので使用時以外は冷蔵庫で保管しましょう。
まとめ
卵子や精子の質は、日々の食生活に大きく影響されます。
タンパク質と良質な脂質が、これらを作るための大切な要素です。
悪い油を摂取していると、質の低下や精子の作られにくさにつながるため、普段から意識して油の質に気を配りましょう。
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