男性不妊と「大腰筋」~腰の冷えが精子力に与える影響~

 

不妊症の原因は女性側だけではなく、男性側にも問題がある ことが少なくありません。

 

近年、男性不妊の一因として注目されているのが、「腰の冷え」 と深く関わる 「大腰筋」 の筋拘縮(固さ)です。

 

 

大腰筋とは?

 

大腰筋は、背骨から骨盤、太ももの付け根へとつながる大きなインナーマッスルで、私たちの体の奥深くにあります。

 

この筋肉は 姿勢の維持 や 歩行動作 を支える重要な役割を担うだけでなく、骨盤内の血流 と密接に関わっています。

 

男性にとってもこの「大腰筋」は無視できない存在であり、筋拘縮が起きると体の奥にある 精巣や前立腺 に影響を及ぼす可能性があるのです。

 

 

「腰の冷え」と男性機能への影響

 

「腰の冷え」が男性の体にどのような影響を与えるのでしょうか?以下のメカニズムが考えられます:

 

1.骨盤内の血流悪化

 

大腰筋が固くなることで、骨盤周辺の血流が滞りやすくなります。結果として 精巣 への血液供給が減少し、精子の質や量に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

2.自律神経の乱れ

 

大腰筋周辺には 自律神経 が通っています。この筋肉が拘縮すると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れやすくなり、 男性ホルモン(テストステロン) の分泌低下につながることも考えられます。

 

3.体温の低下

 

精子は 適度な温度 で生成されますが、骨盤周辺が冷えていると精巣の温度調整がうまくいかず、精子の機能低下につながる恐れがあります。

 

 

男性不妊改善に向けた「大腰筋ケア」の重要性

 

男性不妊の改善には 「腰の冷え」 の解消が大切です。そのカギを握るのが 大腰筋のケア です。

 

 

大腰筋を整えることで期待できる変化

 

1.骨盤内の血流改善

 

精巣や前立腺への血流が改善され、精子の質向上が期待できます。

 

2.体温調整のサポート

 

腰周辺が温かく保たれることで、精巣の機能維持につながります。

 

3.ホルモンバランスの安定

 

自律神経の働きが整うことで、男性ホルモンの分泌が促され、活力のある体づくりに寄与します。

 

 

日常生活でできる「大腰筋ケア」

 

1.腰周りを温める

 

腹巻きや温熱シートなどで腰を冷やさない工夫をしましょう。特に 冷房 や 冬場 は注意が必要です。

 

2.大腰筋のストレッチ

 

シンプルなストレッチで大腰筋を柔軟に保つことができます。

 

•仰向けになり、片膝を胸に引き寄せるストレッチ

•ランジポーズで軽く腰を伸ばすストレッチ

 

3.正しい姿勢を保つ

 

猫背や反り腰は大腰筋を固めてしまいます。座り方や立ち方に気を配りましょう。

 

 

まとめ

 

「腰の冷え」や「大腰筋の筋拘縮」は、男性不妊症の一因となる可能性があります。

 

体の芯から温め、骨盤内の血流や自律神経を整えることで、精子の質やホルモンバランスの改善をサポートすることができます。

 

当院では、男性不妊に対して体の根本から整える施術を行っております。

 

「腰の冷え」を解消し、大腰筋をしなやかに保つことで、妊娠に向けた体づくり をサポートいたします。

 

ぜひ一度ご相談ください。

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